「市内業者支援を」令和2年6月議会 予算委員会

◆竹腰連委員 共産党の竹腰です。

 第111号、補正予算議案の概要の15ページの中小企業支援事業について伺います。

 先ほど吉田委員の質問で、直近の申請数が8,865件ということが確認をされましたけれども、対象が今2万件、2万1,000件ある中で、この8,865件の申請数に対する今の率直な評価はどのように考えているか、ちょっとお聞かせいただければと思います。

 

◎産業展開推進課長 ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。

 申請から、申請開始から約2週間超を経過をしたところでございます。その中で、大体5割には届いていませんが、それに近い数字が来ております。

 日々、大きな波もなく一定数、申請はいただいておりますので、今後も周知に努めまして、できるだけ皆さんに申請をしていただけるように努めてまいりたいというふうに考えております。

 

◆竹腰連委員 本当に今、大変な企業の皆さんを1件でも多く救えるように周知徹底していただきたいと思います。

 そこで、やっぱりお伺いしたいのは、今おっしゃったように周知の問題であります。これが2週間たった中で、私もいろいろな業者のみなさんだったり個人商店の皆さんだったりお伺いをしたりして、知っている人ももちろんいらっしゃれば、全然知らない人もやっぱり一定数いるという中で、先ほどもちょっと、今、周知方法はどういうふうなものがあるかというのを聞きたいのですけれども、関係団体に周知をしているというのがありましたけれども、その関係団体というのは具体的にはどのような団体なのかということと、あと今後どのような周知をさらに追加で行っていく予定があるのかというのをちょっとお伺いしたいと思います。

 

◎産業展開推進課長 ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。

 現在、周知の方法ですけれども、さいたま市の市報、それからホームページはもちろんなのですけれども、関係者の方々につきましては、金融機関であったり、それから商工会議所、それから商店街関連につきましては商工会議所を通じましてお願いをしているというところでございまして、できるだけ多くの方が見ていただけるようなことでは努めているところでございます。

 8月28日まで申請がございますので、市報につきましては7月号、8月号についても掲載していく予定でございます。

 周知方法につきましては、今後も徹底して進めてまいりたいと考えております。

 

◆竹腰連委員 ありがとうございます。

 この間、党市議団が、例えば開業届けがなくても代替書類を用意すれば申請をできるように、受けるようにしてほしいみたいなことを要望して、それに応えていただいて、本当に多くの方が救われたと思うのです。

 そういった要件が少し変わっているというか、従来とは全く異なっている部分もあると思うので、そのあたりもきちんとぜひ広報をしていただきたいというふうに思っているところであります。

 広報について、市報については、7月、8月号にも載せるということで非常に安心をしました。

 それで、個人的には、やはり直接行ったりとかそういったことも必要なのかなとは、電話をするとかでしたり、そういうこともぜひ、直接声をかけるという部分も含めて検討していただきたいというふうに思っているのですけれども、そこまでは要求はいたしません。

 ただ、やはりその事業を可視化するという意味で、例えばポスターだったり、見て分かるような形でするとか、そういうことというのは何か検討されたりはしているのでしょうか。

 

◎産業展開推進課長 ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。

 現在、ポスターというところまでは考えておりませんが、この給付金につきましてはチラシを作成してございます。

 今回、ただいま委員のお話もございました、要件が開業届の代替であったり、開業届を出さなかった方に対しての対応であったり、そこら辺、運用を変えてございますので、そこら辺も含めたチラシを作成し、配布に努めているところでございます。

 

◆竹腰連委員 そのチラシの配布というのは、どういう形で配布を今、しているのでしょうか。

 

◎産業展開推進課長 ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。

 先ほどお話をさせていただきました関係団体の方にはお配りをさせていただくということと、チラシにつきましては現在、各区のほうに置けるような形でやってまいりたいというふうには考えてございます。

 

◆竹腰連委員 分かりました。

 本当に、一つ、1軒でも多くの事業者さんにこの支援が届くようなことを引き続き要望をしてまいりたいと思います。

 次なのですけれども、今度第115号、33ページ、政策推進事務事業の市民憲章の事業なのですけれども、具体的な中身等については総合政策委員会の中で質疑をさせていただきましたので、今回、約580万円がここに計上されているわけですけれども、この内訳はどのようになっているか、ちょっとお答えいただければと思います。

 

◎都市経営戦略部副参事[総合政策担当] ただいまの御質疑にお答えをいたします。

 580万円の内訳ということでございますが、主に費目としましては三つございます。

 一つは、委員会の審議会の委員の報酬ということで考えております。これが87万2,000円、それから、市民憲章の作成に関わる審議会の運営であるとか、あるいは市民ワークショップの開催を考えておりますので、こうしたことに関連する業務委託を考えておりまして、これが467万5,000円、それから、審議会を開催するに当たりまして等々の会場を使用する費用ということで26万1,000円、合計で580万5,000円の内訳ということでございます。

 

◆竹腰連委員 審議会のメンバーというのは、たしか20人いらっしゃるというふうに聞いているのですけれども、この87万円というのは、皆さん一律に幾らというふうな考え方でいいのでしょうか。

 

◎都市経営戦略部副参事[総合政策担当] すみません、先ほど御答弁、ちょっと正確にするためにちょっと合計額をちょっと間違って申し上げたかもしれません。改めて申し上げますと580万8,000円でございますが、そのうちの審議会の委員の報酬でございます。これにつきましては、会長に当たる方につきましては1万2,000円、それから委員に当たる方につきましては1万円ということで考えているところでございます。

 

◆竹腰連委員 これ複数回会議をやって、参加するたびに1万円だったり1.2万円だったりという、そういうことでいいのですか。

 

◆竹腰連委員 ありがとうございました。

 そうしたら、次は36ページのイノベーション推進事業について伺いたいと思います。

 これは、市内企業の各種感染症対策に関する研究開発または実証実験の一部を補助するというようなことが言われていますけれども、先ほど松本委員の質問の中で、新産業育成事業でマスク、防護服、フェースシールドというようなこともありましたけれども、このイノベーション推進事業の補助内容もそういったものでいいのですか。

 

◎産業展開推進課長 ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。

 このイノベーション技術創出支援の補助金につきましては、そういったものに限らず、この感染症に関します研究開発、実証実験ということで、例えばなのですけれども、既に出ているところがございますが、アルコールミストの機械であったり、それからスマホのアプリで感染者が近づくとアラームが鳴るというようなところも出てきてございます。そういった感染症に関します研究開発であったり、既に研究開発まで行っているところで実証実験に進めるというところがございましたら、そういったところを対象にしていきたいと思っておりまして、逆に企業様の方から、現在こういうことを考えているとか、こういうところに取り組んでいるとかいう御提案をいただくというところも大いに期待をしているところでございます。

 

◆竹腰連委員 ありがとうございます。

 そうしたら、市の補助率というのは大体何%ぐらいになるかというのは分かりますでしょうか。

 

◎産業展開推進課長 ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。

 補助率は2分の1でございまして、研究開発につきましては限度額200万円、実証実験につきましては限度額1,000万円でございます。

 

◆竹腰連委員 ありがとうございました。

 そうしたら、最後なのですけれども、36ページの商店街補助事業についてちょっと伺います。

 街路灯補助事業に関しては、本当にうれしい、評価できるものではあるのですけれども、この議案の質疑の中だと、先ほどの答弁でもありましたけれども、今年度のみの補助の予定だというふうに答弁されていますけれども、議案質疑の中で神田議員が補助率の引上げを恒久的にするようなことは検討しているのかという質疑に対して、今年度限りと考えているけれども、今後については経済状況を注視して必要に応じて検討していきたいという回答も同時にありました。

 その具体的な、どういう経済状況であれば今後も継続するとか、あるいは補助率を下げるとか、そういう具体的な基準というのは今、現状お持ちなのかどうかというのをお伺いしたいのですけれども、お願いいたします。

 

◎商業振興課長 御質疑にお答えいたします。

 今後の経済状況等ということで、今回のこの補正につきましては、このコロナ感染症対策に対して、かなり経営状況とか悪化しているようなことに対して支援したいというものでございますので、ちょっと具体的な数字とかというのは難しいのですけれども、その時期とか状況を見ながらちょっと判断していきたいというふうには考えてございます。

 

◆竹腰連委員 ありがとうございます。

 ということは、現状が回復をしなかったら、それは当然続けるということ、そういう認識でいいのでしょうか。

 

◎商業振興課長 そうですね、当然先ほどお答えしたとおり、経済状況を見て今後の判断をするということですので、当然その中で補助率とかというところも改めて検討する必要はあるかというふうに考えてございます。

 

◆竹腰連委員 この街路灯補助事業に関しては、コロナが来る前から多くの、平時のときからたくさんの商店街の皆さんから補助率をやはり引き上げてほしいという要望もたくさん出されているかと思います。本当にまちの明かりを維持するために、商店街の皆さんが非常に御協力いただいているのですけれども、ですから今回、全額補助、10分の10になったわけですけれども、補助率の引上げを含めて今後もぜひちょっと検討していただきたいというふうに要望をさせていただいて終わりたいと思います。ありがとうございました。